マーケティング

期待値を下まわったら2回目はない

お客さんが、お金を払うときってワクワクした気持ちでお財布をひらきます。

・前から欲しかったモノをやっと、手に入れることができるぞ!
・このサービスを買ったら、きっと現状を打破することができるはずだ。
・話題の行列店に並んでいる。いよいよもうちょっとで食べる事ができる。

このように、お金を払うことで欲求を満たす事ができる!

ようは、「金はらう事で価値が手に入る」と確信した時にしか人はお財布をひらかないのです。

だから、お金を払って価値を手に入れる瞬間って、めちゃくちゃ期待感が高まっている状態なのです。

たとえば、

真夏のクソ暑い日に、のどがカラカラで頭がフラフラ状態の時、やっとこさ見つけたコンビニに駆け込んで水を買ってグビグビとのどを潤す瞬間。

とか、

頭がガンガン痛くて我慢の限界が来た時に、ドラッグストアにいって頭痛薬を買った瞬間。

とか、なんでもいいんですが、とにかく

お金を払うことで手に入るであろうワクワクする未来の世界を買うために、人はお金をはらうんです。

だから、売る側はこういった顧客心理を理解しておく必要があります。

どうしてかというと、過度に期待値を高めると、大きなしっぺ返しを食らう危険性がありますので。

・えぇー、思ってたのと全然ちがうんですけどー!
・あれっ・・・?ふつう以下の感じがする
・あちゃー、だまされた感がハンパねぇわ。

なーんて経験、あなたにもあると思います。

で、昨日、ぼくもそのような経験をしちゃったんです。

最近、あちこちにフランチャイズ展開している勢いのいい某メ●ンパンの専門店があるんです。

でね、オープンの時は行列ができていたけど、落ち着いてお客さんもまばらになって来たので、
買いに行ったんですわ。試しにプレーンのものを一つだけ。

ぼくは、菓子パンって好きじゃないんですが、嫁ちゃんは無類のメ●ンパン好きなんです。

長女を妊娠している時なんか、3ヶ月くらい毎日メロンパンしか食べてませんでした。

(つわりが酷かったけど、それだけは食べれた)

で、まずは嫁ちゃんが一口パクリ。

どんな感想なのかなぁ、と楽しみにしてたんですが無言のまま。

で、ちょびっとちぎってこれ食べて見て、と今度はぼくの口に入れられました。

・・・・・

率直な感想は、おいしくない。というかクオリティの低さにめちゃくちゃガックリしてしまったのです。

・お店に行くまでのワクワクした気持ち
・SNSでシェアするために、可愛らしいお店の外観をカシャリ
・メ●ンパンを買って、可愛らしいデザインの袋をカシャリ
・食べる寸前のメ●ンパンをカシャリ

たった1個190円のメ●ンパンにこれくらいの期待がのっかってるんですよね。

まぁ、顧客が勝手に期待しているんですが、なーんか残念というか損した気分になってしまったのです。

でね、ホントならこのようなネガティブな口コミってよくないと思うんです。

けど、あえて書きました。

どうしてかというと、ぼくはサラリーマンではなく、経営者とか起業家、もしくは独立、起業したい人
にメッセージを届けるために記事を書いているから。

だから、話題のお店に行ったけど、たいした事なかったとよ!

というただの消費者目線での感想を伝えるために記事を書いているのではありません。

以前、入っていた高額塾の先生から学んだマインドセットで

===============
お客さんの期待値を高めすぎるな
===============

というマインドセットを教わったんでが、まさにそのとうりだとな、と身をもって体験しました。
見せ方、伝え方、などペルソナの感情の階層の奥ふかくまで入らなきゃな、と思った

それと、もう一つ

感じた事があるんです。

レポートにも書いた事があるし何回もいってるんですが、
やっぱフランチャイジーはやるべきではないな、と。

*フランチャイズ展開するときの、胴元となる親がフランチャイザーで
加盟する側をフランチャイジーと言います。

なぜなら、お金をはらう事でど素人でも店舗オーナーになる事ができます。
しかし、材料費や売り上げからピンハネされ続けるし、売るものも決められているし
とにかく、いろいろな制約があって自由がきかない。

しかも、船長であるフランチャイザーの舵取り一つで、いつ座礁してもおかしくない
というリスクもある。

だから、しんどいよなぁ、と感じました。

それに、お店にいた女性の顔がなーんかね、暗かったんですわ。

ぼくの推測ですが、おそらくオーナー店長さんかなーっと。

で、ぼくも単価が低いたこ焼き屋をやってた事があるから、気持ちがめっちゃわかるんですが
もしかして売り上げがきついんじゃないのかなぁ?と。

単価200円ほどの商品で、1日5万円売り上げをあげるためには、
250個売らなければなりません。(ここから、材料費や家賃、光熱費などのコスト、
人雇ったら人件費、さらにロイヤリティを引いく。そこからさらに税金を引いて残ったお金が利益です)

で、10時から20時までの10時間を営業時間だとすると、1時間に平均25個の
メ●ンパンを売らなければなりません。

ってことは、2分弱に1個売る、というペースをキープしなければならないんです。

売れる時間帯と売れない時間帯があるので、あくまでも平均値ですが、
こうやって数値化するとけっこうハードルを高く感じるのではないでしょうか?

そして、脱サラしてフランチャイジーになった方って、研修を受ければあらかじめ準備されている
ビジネスモデルに沿って売り上げをあげるための作業、はこなす事ができます。

しかし、俯瞰してビジネス全体を見ることなんてできません。

キツイ言葉かもしれませんが、目先の売り上げをみる視点しか持ってないんです。

だから、フランチャイジー契約するんでしょうが、これでは一国一城の主ではなく
ただの雇われ店長となんら変わりありません。

ということで、やっぱ、だれの力に頼らなくても一匹オオカミ状態でお金儲けができるスキル
ってめちゃくちゃ貴重だし大切だよなと考えます。

ではまた^^

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