マーケティング

経験したからこそわかるもっとも儲かるビジネスモデルとは?

Q.これでもか!というくらい
財布からお金をバンバン抜きとる
最強のビジネスモデルとは?

A.楽天市場

ボクは以前、リアル店舗を
経営するかたわら

楽天市場にも
お店を構えていました。
(冷凍たこ焼き、お好み、焼きそば)

ちなみに、Amazon、AUショッピングモール
ヤマダモール、自社サイトでも売っていました。

で、当時はただただ、

・売上をあげたい
・お店をデカくしたい
・時代の波(IT革命)に乗りたい

これらの欲求を
満たしたがために、

無我夢中でいろんなことに
チャレンジしていました。

マーケティングを知らなければお金と時間を失う

その頃の大量失敗のおかげで
今の自分があるのですが、

マーケティングの
マの字も知らない

リテラシーは
赤ちゃんレベル以下の

業者からすれば
ホイホイお金を払う
うってつけの「金ヅル」でした。

ネット通販=簡単に稼げる!は大きなまちがい。

『ネット通販の大手である
楽天市場に出店すれば
大儲けできるぞ!

そして、ランキングで
1位になって有名に
なるんだ

オォー、なんという
すんばらしいアイデアだ
神降臨、自分最高天才!

グフェッフェ、
おれ様がたこ焼き界を
牛耳ってやるぜ!』

このような甘っちょろい
おバカな期待を胸にいだき

ボクは楽天市場の
鬼の錬金術にどっぷりと
はまってしまうのでした。

つづく。

『おい、ここで終わりかよ!』

と、思ったあなたの
ためにどーぞ続きです。笑

といっても
ストーリー調で
お話ししだすと

ハリポッターの書籍ほどの
ボリュームになってしまうので

なぜ、楽天市場のビジネスモデルが最強なのか?

ってことだけを
カキコいたします。

楽天開業資金は?

まず、楽天市場に
出店するためには

初期登録費を含め
約30万ほどかかります。

で、次年度からは、
出店料が年間24万円ほどです。
(その他プランもあります)

仮にリアル店舗の場合だと
家賃、光熱費だけでも
年間約240万ほどかかります。
(ボクがやってたお店の場合)

これだけで、考えると
楽天は月々、2万ほどで
お店が出せるので

かなりリーズナブルに
感じますが、そうは
問屋がおろしてくれません。

契約書にハンコを押せば
すぐにオープンできると
思っていたのですが、

知らないことだらけで
問題がやま積みでした。

HTMLなどある程度Webの知識が必要

まず、スタートダッシュ
セミナーみたいなのに
参加したのですが

完全に訳わかめの
チンプンカンプン
状態でした。

なぜなら、HTMLという
ことばすら聞いたことが
なかったし

システムにログインして
自分でお店を
つくらなきゃいけない

なんて思って
なかったからです。

説明してくれるお姉さんを
イラッとさせるくらい

HTMLってことばの意味を
理解するのに時間が
かかりました。

えっ、えっ、

ってなになに?

全然わっからへ〜ん。
延々こんな感じでした。

で、先ほどリテラシーが低い
とカキコしましたが、

IT革命のITの部分を
インフォメーション
テクノロジーではなく、

”インターネットの略”
だとマジに思っていた
くらいですから。

何が時代の波にのりたい!
やねん。アホですわ。(苦笑)

まぁ、死活問題なので
必死に勉強して
ぶじにオープンに
こぎつけたのですが、、

とにかく、お店じたいの
クオリティーが
とても低いんです。

これじゃ誰も買わんやろー、
まったく売れる気がしない。

商品をクリックすると
しょぼい画像と値段が
カキコしてあるだけ。

他のお店は、シズル感
たっぷりの画像や、

ワイワイガヤガヤ
楽しそうな画像を使った

魅力的なセールスページを
使って販売していました。

・累計2万食突破!
・楽天ランキング5週連続1位
・驚異のリピート率90%

などなど、

マイクタイソンと
のび太がガチンコ勝負を
するくらいの

圧倒的なチカラの差を
まざまざと見せつけ
られました。

スッゲーなぁ、あんなん、
どうやったらできるんやろ?

到底太刀打ちできない
オレには無理な
世界なのかもしれない。

と、落ち込んだ
ボクに一筋の光が…

楽天ショップオープンや繁盛させるための大学

何やら、ボクのような
ど素人のために
楽天大学ってのがあるらしい。

その学校には入れば、
イメージしているような

理想的なお店を
つくれるようになる。

とのこと。

しかし、

===========
スキルアップのために
自己投資する。
===========

という一匹狼として
生きていくには

ベリーインポータントな
マインドセットを

当時は持ち合わせて
いませんでした。

だから、高っ!
(確か15万くらい)
ボッタクリやん。

しかも、神戸まで何回も
通わなあかんのかい!

そんなお金もないし
仕事いそがしいし
時間もないから無理ムリ、

と思い独学で頑張ることに
したのです。

お金を投資できない場合は、時間と労力を投資する

で、眠い目をこすりながら
画像加工の方法、構成
などをおぼえ数日かかって

素人感丸出しだけど
小マシなセールスページ
をつくることができました。

やっとできた!
これで少しは売れるやろ。

心地いい疲労感に
包まれながら、

ワクワク、ドキドキ
自作セールスページの
処女作をアップしたのですが、、

おいおい、うんともすんとも
言わへんやんかー!
どないなっとんや?

と思った矢先に
ドンピシャのタイミングで

ECコンサルタントと呼ばれる
新米のペーペーの若ぞうの担当者からの電話が。

人からの儲け話は相手にメリットがある、と疑え

『澤井さん、
広告出しませんか?

売上を上げている
店舗さんはみんな
出してますよ。

しかも、今ちょうど
人気があってお得な枠が
空いてるんです。

ぜひ、澤井さんに使って
欲しいと思い

特別に枠をおさえて
いるんですが、
どうされますか?

入稿の期限がありますし
人気の枠をこっそりと
おさえている状態ですので

2日以内にお返事
いただけませんか?』

たしか、1週間で5万か7万くらいの
小さな広告枠でしたが、

・みんなやっている
・人気があってお得な枠
・特別におさえてくれている

という言葉に心を
動かされたし、

そもそも、

”営業される”こと自体に
免疫力がなかったために

素直に信じて
使ってみることにしたのです。

すると、、

ちょこっとだけ、
反応がありました。

売上は覚えていませんが
広告費をペイできない
レベルの売上でした。

けど、

ポツポツと【注文確定】
の件名で届くメールを
見るたびに飛び上がりました。

よしよし、やったぞ
売れたやんか!
と素直に喜びました。

3分に1回のペースで
メールボックスを
確認していました。

ですが、喜びも
束の間でした。

広告終了と同時に
受注もパッタリと
止まってしまったのです。

で、またまた
担当者からの悪魔のささやきが・・・

『澤井さん、
次は前回よりもいい場所に
広告を出しませんか?

そこも人気の
枠なのですが、

特別におさえる
こともできますよ!』

はい、キタ、きましたね。

前回の経験を思い出し
ピーンときましたね。

あなたオレに広告を
売りつけてるやろ
誰が2回も騙されるか!

と心の中で思いました。

リータンが少ない投資でも回をかさねると麻痺してしまう

けど、

『澤井さん、
カニ部門でランキング
1位のお店って

広告費、いくらかけてるか
知ってますか?

シーズン前の
8月あたりから

約2億円ほど
かけているんですよ。

で、一気に4億円ほど
売り上げるんですわ〜。

まぁ、どの店舗さんも
最初は広告つかっても

トントン、もしくは
マイナスです。

けどね、長い目で
みてください。

新規獲得にはお金が
ある程度かかります。

ですが、澤井さんの
お店のおいしさを

知ってもらえれば
どうなると思います?

確実にリピートして
くれますよねぇ?

当然、自信あるでしょ?』

ってな、営業トークを
聞かされたボクは。

チーン。

速攻でお財布のヒモを
ゆるめたのでした。

しかも、2回、3回と
続けていくうちに

最初は7万円でも高いと
感じていたのが、

いつしか金銭感覚が
麻痺して借金してまで、

バンバン広告
を打つようになってました。

セールスを不要にする理想的なマーケティングシステム

ここで、やっとこさ
楽天市場の錬金術の
お話です。

ここまで読んでくれた
あなたはお気づき
かと思いますが、

楽天市場はただ
出店しただけでは
売上はあがりません。

だから、

初期費用や年間の利用料
意外にも広告費がかかります。

しかも、

そうして得た売上から
いろいろな理由をつけて
小銭をピンハネしているのです。

少額ロイヤリティを積みかさねる

どのようなものかというと

・システム利用料 3.5~6.5%
・モバイル対応システム利用料 4.0~7.0%
・楽天スーパーポイント
(楽天会員が購入した代金の1%)
・楽天スーパーアフィリエイト
(アフィリエイター経由で売れた場合1.3%〜)
・カード決済利用料
(月額3000円➕2.65〜➕処理料)
・楽天マルチ決済サービス 2.65%〜
・楽天バンク決済 1件155円〜

このように、なんやかんや
チマチマと課金されるのです。

カード決済利用料など
売上が少ない店舗さんは
痛いですよ。

その月に1回でもカード決済
があれば自動的に3000円プラス
ロイヤリティも課金されるんですから。

ほとんどのお客さんが、
楽天カードを使うので
カード決済システムは
必須ですしね。

これらのように、
売上をあげるほど

楽天さんが
自動的に儲かるのです。

金融商品はお金の成る木

でね、恐ろしいのが
ここからで、

ボクが出店していた頃は、
まだ楽天銀行はありませんでした。
(あったかもしれないけど、
メジャーではなかった。)

が、今はなんと広告費が
ない店舗さんは、

楽天銀行さんから
借金して広告を出す方法が
主流になっているらしいとのこと。

加盟店と消費者からピンハネできる完璧なシステム(場)の供給

ってことは、、

楽天カードを使って
お買い物をする
お客様からも儲けて、

お店を出している
出店者さんからも
儲けて、

しかも、金ない店舗さん
には金貸して、その利息で
さらに儲けて、

ぐるぐると楽天内で、
消費者と出店者を
回して利益をあげ続けている。

という仕組みが
完璧にできあがているのです。

しかも、システム化
してあるからそないに
手はかからない。

スッゲー、ビジネスモデル
だと思いませんか?

ボクもこんな仕組みを
作りたいなー、
なんて考える今日この頃。

最後まで読んでくれて
ありがとう。

ではまた。^^

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