あなたはこんなことばを、
聞いたことありませんか。
「商売って、当たればデカいよね」
「うわぁ、あのお店お客さんいっぱいやん、
一発、当てよったなぁ。」
ぼくは、よーくあります。
し、何回もいわれたことがあるんです。
たとえば、
たこ焼きのお店をオープンした時は、
オープニングセール期間の3日間は
長蛇の列でした。
10時開店で、シャッターをあけた瞬間には
30人くらいの人だかりができているのです。
だから、紙をチョキチョキ切って
マジックで番号を書いた
番号札をアルバイトさんに
大急ぎで作ってもらいました。
で、いろんな業者さんからプレゼントしてもらった
店前の花飾りのお花は、尼崎のハゲタカマダム達に
一瞬にして奪われてしまいました。
*関西では、オープンの時に飾ってある
お花は自由にもって帰っていい。という風習があるのです。
理由は、お花をもって帰る人たち、
もって帰られるお店側の両方に
福がおとずれる。という言い伝えがあるからです。
ほんまなんかなぁ、とか思いながらも
我れ先に!と花を奪いあうマダム達を
横目に必死にたこ焼きを焼きました。
で、オープンなので、いろんな仕入れ業者さん
が偵察がてら、栄養ドリンクなどの
差し入れを持ってきてくれるんです。
で、あまりにもの盛況ぶりに、
みなひとこと、
「澤井さん、当てましたね。
おめでとうございます!
これで、将来安泰ですやん。」
みたいなこと、を言うんです。
で、ぼくも足掛け2年がかりで
やっとこさお店を持つことができ、
予測を大きくうわまわる反響に
「やったー、俺は当てたぞ、
成功へのサクセスストーリー
の幕あけだぜ!」
と心の中でガッツポーズをしたのです。
しかし、そんなうまい状態は
いつまでも続くわけがなく、
急速にフェードアウトしていきました。
ここで理由は多く語りませんが、
・マインドセットが
クソレベルだったこと
・マーケティングの
「マ」の字も知らなかったこと
・調子に乗ってたこと
などが主な原因です。
しかし、根拠なき自信と行動力、
そして勢いがあったので、
ピコン!と感じたインスピレーション
を信じて、冷凍たこ焼きを販売する
ネット通販をはじめたのです。
売上を上げるためには
とにかく数を売ることだ。
だから、できるだけ多くのお客さん
にリーチできるように、入り口を
たくさん増やすんだ。
ネットショップなら、実店舗ほどの
開業資金がかからないので、
ガンガン間口を広げよう。
と言うことで、
楽天市場に30万くらい、
ビッダーズに25万くらい
初期費用を支払いました。
ネットショップ、オープンに向け
寝る間も惜しんで猛勉強と行動、
いっくぜー!とアゲアゲ状態で
突きすすみました。
それと同時に、商品開発もしました。
ネットで買える、ありとあらゆる
冷凍の粉もの(たこ焼き・お好み焼き)
を買いあさり、
味やパッケージ、調理方法、発送のされ方、
アフターフォロー、メルマガの内容などなど
めちゃくちゃ研究しました。
で、焼きたてを普通に冷凍するだけだと、
レンジでチンした時には、団子のように硬い
たこ焼きになってしまうことが、わまりました。
だから、焼きたてのたこ焼きを
すばやく冷凍できる急速冷凍庫
を導入しました。
しかし、
ポンっと150万ほどを設備投資できる
余裕がなかったので、月々5万ほどの
リース契約をしました。
それと、冷凍の商品を保存するために
冷凍ストッカーを3つほど購入、
(梱包するとけっこうかさばります)
パソコンやプリンターも買いましたし
プロバイダ契約もしました。
で、なんとか通販できる状態に
こぎつけたのです。が、、
まったく売れません。
そりゃ当然ですよねぇ。
だーれにも認知されてない状態
なんですから。
人っこひとり通らない
山のてっぺんとか、
だれも住んでない、
無人島にポツーンと
お店があるのと同じです。
しかし、当時は彦摩呂さんの
「IT革命やー。」ということばの
本質を理解してなかったので、
インターネットは魔法のツールで
ネットショップ開いた時点で、
全国各地からお客さんが集まってくる。
とマジで信じていたんです。
そこで、楽天やビッダーズの
担当者にこのように
囁かれるんです。
「澤井さん、広告やりましょう。
まずは、認知です。
で、当然あじには自信おありで
しょうから、リピーターになって
くれますよね?
だったらそこで、
広告費を回収できしるし、
利益も必然的につみあがって
いきますよねぇ。」
みたいな。
で、うん、まったくそのとうりだよな。
と納得したところで、今度は、
「澤井さん、じつは今現在
特別な広告枠が空いているんです。
で、他の店舗さんにはね
まだお話ししてないんです。
どうしてかと言うと、
澤井さんに一番に
お伝えしたかったから。
かなり、お得なので
ほとんどの店舗さんは
この広告枠が空いた瞬間に
即決されます。
し、人気の枠ですから、
抽選に当たらないと
入稿できないんですよねぇ。
で、入稿に締め切りがあるので
今、決めてくださったら、
特別に〇〇円、割引した
スペシャル価格で入稿できますが
どうされますか?」
と、電話ごしに囁かれるのです。
当時の澤井といえば、
今とは別人の超おバカでした。
だから、即決です。
今なら理解できますが、
”このチャンスを逃したくない”
とはたらく、人の心理を逆手にとった
セールスの際の常套テクニックに
まんまと引っかかったのでした。
で、毎回、自分だけに用意された
特別であろう広告枠にジャンジャン
投資したのでした。
5万、7万、10万、13万、
20万、25万、
慣れ、とは恐ろしもので
金銭感覚がマヒして、
投資額もエスカレート。
自社サイト作るのに、100万ちょっとを
業者に投資しました。
しかも、知識がゼロなので丸投げです。
で、次に、サイトができた後には、
「自社サイトを上位表示させませんか?」
と、某GMOというクソ会社
の営業マンの話にホイホイと乗って、
SEO対策費に数十万を投資しました。
で、じっさいには、効果ゼロ!でしたわ。
SEOの意味もイマイチわかってないし
キーワードの重要性なんかも知らない
ので当然といえば、当然ですが。
しかし、情弱をだますようなやり方、
をするこの会社が大っ嫌いです。
あと、某リクルートと言う会社も
しつこかったなぁ。
共同購入しませんか?と。
新卒のビジネスの「ビ」の字の
も知らないスーツに着られたような
学生さんみたいなお姉ちゃんが、
プレゼンしに店までやってくるんです。
需要がないのでなくなったのですが
「ポンパレ」と言うサービスでした。
しかし、うちの商品は粗利が低いし
どー考えてもリクルートさんしか
得しないよな、
と感じたので、さすがに
そのお話は断りましたが。
このような感じで、
次こそは!
次こそは!!
次こそは!!!
と、一発逆転の大当たりクジ
を引き当てるために、
店舗を借りるときに、銀行と
日本政策金融公庫から借りて、
運転資金としてプールしていた
お金を湯水のごとくバンバン
投資しました。
ですが、まだまだ不安だったので、
Amazon、ヤマダモールなど
ショップの数を増やしながら、
テレビで通販をやっている業者が
集まるイベントにプレゼンしに行ったり、
あちこちのスーパーの偉いさんに
「当店の商品を置いてくれませんか?」
と、飛び込み営業とかもやりました。
で、ある時、考えてもいいけど
ワンロッドどれくらいなの?
と質問をされたんです。
しかし、「ワンロッド」という
ことばの意味を知らなかったので、
「えーっと、うーんと、」
と、どもってしまって
めちゃめちゃ恥ずかしい思いを
したこともありました。
まぁ、思ったことは即行動、
考えることよりも、
やりたい!という意識がかってました。
その甲斐あって
ネットの売上は増えました。
が、実情は広告のおかげです。
だから、広告をやめた瞬間に
売上もピタッと止まってしまうのです。
しかし、日に日に増えてゆく商品の
量に、集荷にくる佐川やヤマトの
ドライバーさんに、
「澤井さん、すごいですやんか、
順調に荷物の数、どんどん増えてますね。
商売、当てましたねー!」
なーんて、また、当てましたねー!
と言われるんです。
で、俺には才能あるんじゃね?
俺って天才?成功確定なの?
みたいに、さらに調子に乗ったのです。
で、、、
何回もいってますが、ドボーン!
そう、最後はすべてを失い
自己破産してしまったのです。
家族が残ってくれたのは
ホント奇跡です。
ここまで、じっさいにぼくが
経験したお話を聞いてもらって、
=============
ビジネスは当てものではない
=============
ということをご理解していただけた
のではないでしょうか。
どのようなビジネスでも、
成功するべくして成功し
潰れるべくして潰れるんです。
当たった人だけが、
ラッキーな宝クジのような
当てものではないんです。
ですので、もしあなたが
”ビジネスは当たればデカい”
なんて考え方を持って
おられるのであれば、
今この瞬間に、その考え方は
捨ててくださいね。
じゃぁ、どのようにすれば
うまくいくビジネスと
うまくいかないビジネスを
見分けることができるのか?
というと、
「見極め方」ではなく、
「やり方」がキモになります。
で、特に今の時代はネットを使えば、
ぼくがやってしまったような
お金の失敗のリスクを
100%回避することが可能です。
しかも、パソコンとネット環境さえあれば
いつでもはじめることが出来るんですから。
融資受けたり、店舗契約したり、
在庫抱えたり、人件費かかったり、
廃棄ロスがでたり、季節や天候に
左右されたり、風評被害受けたり、
ありとあらゆるリスクを
回避することができる。
ホント、パソコン一台あれば、
自分がメッセージを伝えたい人を集め、
その方々に価値を提供する
ことができるんです。
そして、お返しとして対価を得る。
ホント、めちゃくちゃ
便利な時代になったものだ。
この革命的な価値に気づき
活用できた人。
が、、、
まさに彦摩呂さんがいう
「IT革命」の恩恵を受けること
ができる。
ぼくはそう考えます。
じゃぁ、その恩恵を受けるためには
何をすればいいの?
というお話については、
今日は長くなったので終わりです。
大失敗してしまった経験があるらこそ、
本質を見極める目をやしなうことができた。
また、後先考えずに猪突猛進したからこそ
身につけた嗅覚を武器に、
ぼくが考える、一匹狼。つまり個人として
生きてゆくためにはどうすればいいの?
という具体的な方法や、ノウハウなんかを
お伝えしていくので今後ともよろしくです。
最後まで読んでくれてありがとうございました。
で、お得で特別な情報を知りたいあなた、
は情報をとり逃さないためにメルマガにご登録ください。
ではまた。^^