働き方

自営業が自己破産して家族へ与える影響はおもに5つ【経験者が理由を解説】

自営業の人が自己破産すると家族にどのようなわるい影響を及ぼしてしまうんだろう?

という疑問にお答えします。

さわしん
さわしん
どーも、さわしんです。

ぼくは40代の妻子もちで自営業に失敗して自己破産を経験しました。

参考:自営業が自己破産にかかる弁護士費用と期間はどれくらい?実体験を告白

今回は、自己破産をしたあと、家族に与える影響について解説します。

ここで質問ですが、もし自己破産をすると・・・

・選挙権を剥奪されるのではないか?

・子供が学校でイジメられるのではないか?

・まわりの人たちに陰でクスクスと笑われるんじゃないか?

このような未来が待ちかまえている、なんて思ってます?

もし、そうだとしたら自己破産に対してまちがった認識をされてます。

一般的に自己破産をした人は、相手にネガティブな印象を与えてしまうのでは?なんて考えてしまいがち。

ですが、自己破産が直接的な原因で、

選挙権がなくなったり、子供がイジメられたり、他人にバカにされる、なんとことはありえません。

これらは、すべて自己破産したことがない人たちが、妄想の世界につくりあげた、ただのウワサ話なのです。

ですので、この記事を読んでただし知識を手に入れてください。

この記事でわかること、

自営業の人が自己破産することで家族に及ぼす影響

では、さっそくどーぞ。

自営業の人が自己破産したことで、家族に与えてしまう影響はおもに5つ

ぼく自身もそうでしたが、自己破産をする前はまちがった先入観にとらわれていました。

自己破産をした後は、人目につかないようにひっそりと暮らして行かなければならない。

だから、家族にはめちゃくちゃ迷惑をかけてしまう、もしかしたら離婚してバラバラに暮らしたほうがいいのかも?

なんて思ってました。

が、じっさいに自己破産して全然ちがってた、という事実を知ることができました。

さわしん
さわしん
1つずつ解説しますね

【自己破産して家族へ与える影響その①】持ち家がなくなってしまう

持ち家の所有者が、自己破産をする人の場合は、本人の財産となるので家を手放すこととなります。

なんとかして家だけは残したい、という思いから、自己破産まえに名義を他人に切り替えようと考える人。

がおられるみたいですが、「財産隠し」という法律違反になります。

たとえば、差し押さえられた家を父親などに現金一括で買い取ってもらえる、なんて場合はそのまま住み続けることは可能です。

ですが、裏ワザはないのできっぱりと割り切りましょう。

ぼくの場合は賃貸マンションに住んでいたのでこの件に関しては、家族へ与える影響はゼロでした。

しかし、持ち家を失う人は、引越ししなければなりません。

だから、校区外に引っ越す場合は子供さんは転校する必要がありますし、奥さんの職場が離れてしまう。

といった迷惑をかけてしまう可能性があります。

【自己破産して家族へ与える影響その②】自動車を没収されてしまう

自己破産をすると、ローン中、もしくはローンを完済していても査定価格が20万円以上の自動車は没収されることになります。

ローンが残っている場合は、ローン会社が債権回収の目的で没収します。

ローンが残ってなくても査定額が20万円以上の場合は、裁判所が没収。

そして、現金化して債権者に分配、という流れにまります。

ですが、いくつか残しておける可能性がある例外、があるので解説しますね。

・購入から6年が経過していて、査定価格が20万円以下の場合

自動車って年式が古くなればなるほど、査定価格もさがります。

ですから年式が古く査定額が20万円以下の場合は手元に残しておくことができます。

しかし、年式が古くても、旧車ファンのあいだでは高価で売買されているような自動車は手元に残すことはできません。

・「親の介護」「病気の治療」など、自動車の使用が不可欠な場合

体が不自由、自動車がなければ移動が困難、これらのような場合は特例として認めてもらえる可能性があります。

・「自由財産」の中に収めることができる場合

【自由財産とは】
自己破産した後に生活できるように、家具や家電などの生活必需品や現金99万円以下、を所持しておくことがゆるさてれいる制度です。

ですから、たとえば自動車の査定額が35万円だったとしても、現金が60万円しかない場合は、

35万円(自動車)+60万円(現金)=95万円(自由財産)

と99万円を下回っている、と考えることができます。

よって、残しておいてもOKと認められる可能性があります。

【自己破産して家族へ与える影響その③】保険を解約しなければならない

「生命保険」の場合、掛け捨てタイプのものは解約しなくても大丈夫です。

ですが、20万円以上の解約返戻金があるタイプのものは解約する必要があります。

「学資保険」の場合も、20万円以上の解約返戻金があるタイプのものは解約する必要があります。

ぼくの場合ですが、自己破産を考えるもっともっと以前に、”支出を減らすための策”としてとっくに保険はすべて解約していました。

まぁ、生活を維持するだけでアップアップでしたので保険にお金をまわす余裕なんてありませんでした。

この記事は、自営業者が自己破産して家族に与える影響ってどうなんだ?と心配している人に向けて書いているので、読んでくれているあなたも例外ではない、と思います。

【自己破産して家族へ与える影響その④】あらたに家族のクレジットカードが作れなくなる可能性がある

クレジットカードを申し込むと信販会社は、申請者の身のまわりのことを審査します。

その際、奥さんや子供がブラックリストにのっていなくても、同居している世帯主が自己破産をしている場合はブラックリストにのっています。

ですから、それが原因で審査に通らないことがあります。

カード会社の査定の基準は口外されていないので、詳しいことはわかりませんが、家族に迷惑をかける可能性があります。

【自己破産して家族へ与える影響その⑤】奥さんや子供が連帯保証人になっている場合はかなり迷惑をかけることになる

奥さんが、住宅ローンやその他融資の連帯保証人になっている場合は、迷惑をかけてしまいます。

自己破産すれば、債務者の借金は免除されます。

しかし、連帯保証人に借金支払いの責任がのしかかることになります。

ですから、もし、奥さんが連帯保証人になっている場合は、夫婦そろって自己破産する。

という方法を選択しなければならない可能性があります。

まとめ、自営業の人が自己破産したとき、奥さんが連帯保証人の場合は家族に大きな迷惑がかかる

ここまで、いかがでしたか?

もう一度、おさらいしましょう。

・持ち家がなくなってしまう

・自動車を没収されてしまう

・保険を解約しなければならない

・あらたに家族のクレジットカードが作れなくなる可能性がある

・奥さんや子供が連帯保証人になっている場合はかなり迷惑をかけることになる

自営業の人が自己破産をした時に家族に与える影響はこれら5つでしたね。

特に5つ目の「奥さんが連帯保証人」になっている場合はめちゃくちゃ迷惑をかけてしまうことになります。

そして、持ち家がある場合は手放さなければなりません。

けど、冒頭で書いたように、

選挙権がなくなったり、子供がイジメられたり、他人にバカにされる、なんとこは起こりません。

ですし、黙っていれば、まず他人にバレることもありません。

それに、借金がゼロになるので経済的にはもちろん精神的苦痛からも解放されます。

だから、心機一転、再スタートを切ることができます。

ぼく自身は、自己破産したとき持ち家はなかったし、奥さんが連帯保証人でもありませんでした。

しかし、生活水準を落とすために引越ししたので長女が幼稚園を転入しました。

せっかくできたお友達とお別れしなくてはならない。

また、嫁さんもせっかくママ友ができたのにお別れしなくてはならない。

という迷惑をかけてしまいました。

ですが、家族が協力してくれたおかげで乗り越えることができましたよ。

最後まで読んでくれてありがとう。

あなたの幸せを祈ってます。

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