こんにちは、澤井です。
今回は、できるだけリスクなく、あたらしいビジネスを
創るにはどのようにすればいいのか?
というお話です。
経営者がこれまでの経験値を生かして、付随したあたらしい
ビジネスをはじめる場合は失敗してもダメージはそれほどありません。
どうしてかというと、
もともとある木に、あたらしい枝を付け足すだけなので、
仮に失敗しても土台である基盤となる木は残っているから。
ですが、経営状態が苦しいからといって、まったく畑違いの
新たなビジネスにチャレンジする。
もしくは、サラリーマンが一念発起して起業する場合は、
今回お話しする考え方がとても重要になります。
ですので、何かあたらしいビジネスはじめるぞ!
と考えているあなたは、ぜひ参考にしてください。
98パーセントの人がスタートの段階でまちがっている
多くの方がビジネスをスタートさせる段階で
考え方がまちがっています。
たとえば、
サラリーマンが、夢を叶えるために数年かけて準備し
起業したにもかかわらず、1年と持たずに廃業し
別の会社でサラリーマンをやっている。
なんて話をよく耳にします。
ネットショップみたいに開業資金が、
それほどかからないビジネスの場合は
うまくいかなかったとしてもダメージは少ないです。
しかし、ラーメン屋のようにかなりの開業資金を必要とする
ビジネスがうまくいかなかった場合は、ダメージがデカイです。
嫁さんにパートに出てもらい、子供たちには習い事をやめてもらい
アルファードを下取りに出して、10年落ちのワゴンRに乗り換える。
そして、借金返済のために、3つ掛け持ちバイトする。
みたいな過酷な生活を強いられる可能性があります。
しかし、開業資金が少ない多いに関係なく、
どちらのビジネスを選択したにしろ、
ポシャった時点で、振り出し、もしくはマイナス
からの再スタートとなります。
ビジネス成功の確率は10分の1と言われているので、
「残念、失敗くじ引いたから仕方ないね」と、
割りきってしまえばそれまでです。
しかし、あたらしいビジネスをはじめるって
そんなにリスキーなことなのか?
と考えると、ぼくはそうは思いません。
一般的にビジネスは「当たればデカい!」
と宝くじとか博打とおなじ、いわゆる当てもの
といっしょくたに考えらることがおおいです。
ですが、そもそも、
その「たった一つの可能性に期待して賭ける」
という考え方がまちがっているのです。
1回300円のお祭りのくじ引きじゃあるまいし
10回やって1回しか当あたらない賭けに
人生をかけて勝負する。
なんてのは、おかしな話です。
数年前に、ぼくの知人が
このようなことを言ってました。
「兄さん、いっちょ勝負することにしました。
ええ場所にお好み屋さんの居抜き物件があるので、
テキ屋を卒業するために借金してお店をはじめる。」
と。
しかも、足りないお金は危ないところで借りてでも用意する。
みたいなことを言ってました。
ぼく自身は、じっさいにたこ焼き屋をやっていて、
粗利も単価も低い商品をあつかう商売はしんどいな。
固定費や人件費その他もろもろ必要だから
かなりの客数をさばかないと食ってけないぞ。
ということを身をもって理解していました。
だから、当時はマーケティングの知識なんて
まったくなかったけど、うまくいく確率はかなり低いよ。
と、アドバイスしたのですが、
聞く耳は持ってくれませんでした。
で、気になったのでちょくちょく
お店の前を通っていたのですが、
案の定、半年も持たずに
空きテナントになってました。
小さい娘さんがいましたが、
その後、彼がどうなったのかは知りません。
なので、あたらしいビジネスをはじめる場合に
「たった一つの可能性に期待して賭ける」
という行為はとても危険なのです。
じゃぁどうすればいいのか?
いっぺんにたくさんのタネを撒く!
ぼくは、以前メンターにこのように教わりました。
どういうことかというと、
きれいな鉢に、栄養たっぷりの土を入れて
まん中にタネを一粒まいて、毎日まいにち
大切に育てる。のではなく、
いっぺんに、何粒かのタネをバラバラーっと
撒いて、同時にいくつかの芽を育てる。
というイメージです。
小学生の頃、あさがおとかひまわりのタネを
撒いて育てた経験ありませんか?
その時のことを思い出してください。
友達同士、おなじようにタネを撒いたにもかかわらず
成長に差がありませんでしたか?
グングンと伸びるものもあれば、
成長が遅いものや、途中で枯れちゃうもの、
小さな芽すら出ないものなど。
ビジネスの場合は、その中の元気なやつを
いくつかピックアップして同時に育てるのです。
たった一つしか育てていないと、
失敗した時点で終わりです。
そして、最初からまたやり直さなければなりません。
しかし、複数のビジネスを同時進行することで
リスクを回避することができるのです。
と言っても、大切な注意点があります。
複数同時だからと言って、
あさがお、チューリップ、ひまわり、
ヒヤシンス、などまったくの別種を育てろ、
と言う意味ではありません。
ビジネスの場合、
ラーメン屋と焼肉屋と喫茶店と牛丼屋
と言う異業種を同時にしろ、と言うことではなく、
柱となるビジネスに付随するキャッシュポイントを
ふやす。と言う意味です。
アメリカの大物マーケターである
ジェイ・エイブラハムが提唱している
パルテノン神殿戦略
と呼ばれているテクニックです。
たとえば、
ぼくのたこ焼きや時代の場合だと
屋台で起業した当初は14個入り300円
商品(キャッシュポイント)はこれ一つだけでした。
ですが、お店をはじめてからは、いろいろと
キャッシュポイント(収入の柱)を増やしました。
お好み焼き
・豚玉
・イカ玉
・ミックス玉
・モダン焼き
焼きそば(ソース味or塩味)
・豚
・イカ
・ミックス
・オムそば
冷凍たこ焼きやお好み焼きを
通信販売で販路拡大
・自社サイト
・楽天
・アマゾン
・ビッダーズ
・ヤマダモール
・いろんな、マイナーなサイト
たこ焼きや開業のコンサルティング
アメブロをやっていて、そこから集客できていたので
近場のアメブロをやっている整体院や美容室のオーナー
からオファーがあり、アメブロコンサル
とかもやってました。
・商品ラインナップを増やして
いろんなお客さんの要望に応える
結果、キャッシュの入り口が増える
・様々なメディアにお店を出して
キャッシュの入り口を複数つくった
(システムがあるので、横展開するだけでOK)
・たこ焼きの製造販売ではなく、開業法の
アドバイスである知識や知恵を売った
結果、キャッシュの入り口が増える
・ブログを続けることでスキルが磨かれ
価値を感じた人が現れ、コンサルという
キャッシュポイントが増えた。
このように、複数キャッシュポイント(柱)を
作っておくことで一つが折れたとしても、
そう簡単に屋根が崩れる心配はありませんよね。
当時は、そのようなことまったく考えていませんでしたが
まさに、パルテノン神殿戦略です。
しかし、結局はすべて失ったんですがね。
(その話は別の機会で)
では、普通のサラリーマンがコンサルタント
やセラピストとして起業したい。
と考えた時に、具体的にどのような
ステップを踏んでビジネスを育てればよいのか?
についてお話しいたします。
たとえば、
ど素人がコンサルタントになって月収35万稼ぐには?
まず、コンサルタントとしてメシを食う場合は
クライアントを獲得する必要があります。
そして、コンサルティングすることで報酬を得ることができます。
たとえば、
月に5万円のサービスを提供する場合は
5万×7人=35万なので、7人お客さんを
獲得すれば目標クリア
月に10万円のサービスを提供する場合は
10万×3人=30万なので、3人お客さんを
獲得して、あと5万補えば目標クリア
もし、月に35万のサービスが提供できたら
たった1人のクライアントを獲得すれば
目標クリアとなります。
が、「はい、起業した翌月からうまくいきました!」
みたいなことは、まずありえません。
よっぽどの天才を除いては。
注)コンサルタントになろうって人なので
それなりのマインド、と最低限の知識くらいは
自分で磨いてる人、と仮定してください。
ここで、おおくの人はスタート段階で
冒頭でお話ししたまちがいを犯します。
コンサル起業で大コケする典型的な失敗のパターン
とにかくクライアントを獲得しなきゃ話にならん。
だから、できるだけたくさんの人と会うことだ!と考え
異業種交流会、名刺交換会、起業セミナー、
ランチ会、お茶会、朝活、など
人と会いまくり、躍起になって
クライアント獲得にはしります。
しかし、このような行動をとって
うまくいくと思います?
コンサルタントと名乗る以上は、
身なりにお金をかける必要があります。
交流会に参加するにしても、無料のもの
には質の低い人しか来ないので、
有料のものに参加しなきゃならない。
また、クライアントを獲得できるなんて
保証はまったくないけど、ながれ的に
2次回に参加してさらにお金がかかる。
また、クライアントになるかどうかも
わからない、名刺交換した人から
飲みに誘われて、お金と時間を使う。
このように、毎回、時間的、金銭的コストが
かかりボディブローのように、じわじわと
追い詰められてしまいます。
「こんなはずじゃなかった、
なぜ、うまくいかないんだ。」
・トークが悪いの?
・見た目がダメなのかなぁ?
・経験や知識がないから?
・学歴?
・売り込みすぎ?
・怖くて売り込めないから?
・もしかして、口臭?
・まだまだ、数が足りないのかなぁ
・勉強不足?
というように、モチベーションが下がり
自信も失ってボロボロになり、
結果、自分にはムリだ。とあきらめる。
いったいなぜ、多くの人がこういう
悲しい結末を迎えてしまうのか?というと、
クライアント獲得=突破口である
と、たった一つの可能性に期待して
賭けているから、です。
一点集中突破という言葉がありますが
まちがった方向に力を注ぐと逆効果です。
今回のたとえは、その典型ということです。
じゃぁ、何に一点集中するでばようのでしょうか?
失敗のリスクを回避しながらビジネスを育てる具体法
結論から言うと、
キャッシュポイントを複数確保すること
にコミットして一点集中するのです。
どうことかと言うと、
クライアントを獲得してフィーをいただく、
と言うキャッシュポイントとは別の、
キャッシュポイントを準備するのです。
しかも複数。
たとえば、
【キャッシュポイント①】は
コンサルティングからのフィー
【キャッシュポイント②】は
ブランドメディア(集客ブログ)からの
アフィリエイト報酬
【キャッシュポイント③】は
ブランドメディア(集客ブログ)からの
広告収入
【キャッシュポイント④】は
ブランドメディア(集客ブログ)からの
コンテンツ販売収入
【キャッシュポイント⑤】は
ブランドメディア(集客ブログ)から
集めたリストにメルマガを配信して、
セミナー、個別面談、コンサル獲得
と販促を強化する
と、同時に、安定するまでは会社員やアルバイト
も続けることで、そこからもキャッシュが入ります。
このように、ちょろちょろとでもいいので
お金の入り口を増やすことを考えて、
じっさいに一つずつ創っていくこと。
が、ぼくは最善の方法だと考えてます。
【タネを蒔いて育てるからこそ、収穫できる】お城は幻想を抱く建築家によってではなく、レンガ工の手でレンガを積み重ねて作り上げるものなのですよ。ーダン・ケネディー
ラクして簡単に手っ取り早く収穫。つまり、集金できる方法なんてない。ってことですね。
— 澤井真一郎 (@sawaisinichirou) 2017年9月16日
いっぺんに、全部やろうと思うと
ハードルがたかく感じますが、
コツコツ続けることで、スキルが確実に
アップするから、質の高いコンサルティングが
できるようになります。
また、最初はちょろちょろかもしれないけど
お金の入り口をたくさん作っておくことで、
のちに、小川になり、大きな川、になることも期待できます。
【まとめ】
失敗しないビジネスの作り方についてお話ししてきました。
ポイントは、
宝くじや博打のように、
たった一つの可能性に期待した賭けをしない。
そして、
一点集中するべきことは、
目の前のキャッシュを得るためではなく、
キャッシュポイントを複数作ること。
です。
スタートの段階でこの思考があるのと
ないのとでは大違いです。
ぼく的には、100m走だとすると、ほかの人よりも
50mくらい前から、スタートできるんじゃない?
ってくらアドバンテージがあるように感じます。
ですので、ぜひ、あなたのビジネスで、
複数のキャッシュポイントを創るにはどうすればいのか?
と言うことをイメージして、チャレンジしてくださいね。
で、もし、ぼくからもっと詳しい方法が知りたい場合は、
こんなサービスもあるのでお声がけくださいね。
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