イケてる社長の思考

損させられるお客さんとは?

【ヒマ人の行列】

ドーナツ2個もらうのに30分以上並ぶのなんて・・・

ムリー。

ヒマ人の行列→http://kasakoblog.exblog.jp/25957497/

携帯会社の無料クーポン流行ってますよね。

ソフトバンンクは、マクド、サーティンワン、ファミチキ
とかやってましたよね。

まぁ、そのひとにとっての得なんだし
価値観もちがうので否定はしませんが、

ビジネスをする場合は、この手のタイプのお客さんを
相手にしないほうがベターです。

経験談を交えてカキコしてみました。

【損させられるお客さんとは?】

お客さんには2つのタイプがあります。

ひとつは、商品やサービスを価値で判断するお客さん

もうひとつは、商品やサービスを価格で判断するお客さんです。

どちらが良質なお客さんなのか?

結論から言うと、

価値で判断するお客さんです。

なぜなら、

価値で判断するお客さんは、

商品やサービスの価値を理解して
くれていることは当然として、

売りてそのもの自体(人、ブランド)
を信頼して商品やサービスを買ってれるから。

わかりやすくいうと、

〇〇さんが売っている〇〇だから安心。

〇〇というブランドだから間違いないだろう。

このように、商品やサービス
そのものだけではなく、

その商品やサービスが誕生する
までのプロセスをしっかりと理解し
売り手を信頼したうえで買ってくれる。

つまり、

「他のどれを差し置いても、おれは
あなたが売っているこの商品・サービスが欲しいんだ!」

というふうに、完全にファンになった
状態で買ってくれるのです。

ちがういい方すると、

お客さんに「得」を感じてもらうために
売り手側が妥協せずに作り上げた商品や
サービスの価値がしっかりと伝わっている。

だからこそ、

「この価格で当然でしょ、
ちょっと安いくらいじゃないの?」

というふうに、適正な価格で、しかも
納得したうえで気持ちよくお買い物を
してもらえるのです。

かたや、価格で判断する
お客さんはどうでしょう。

今まで、安さに得を感じて
利用していたお店のとなりに、

ある日突然、ライバル店ができたとします。

しかも、一円だけ安い。

すると、どうでしょう。

価格で判断するお客さんは
ライバル店に押し寄せます。

で、さらに安いお店ができると
またドッとそちらに押し寄せる。

しかも、価格で判断するお客さんは
かなりの欲張りでタチが悪いです。

どうしてかというと、

一番安くて、しかもいい商品を
おいているお店はどこだ?

というように考えるからです。

このような価値観を持っている人たち
からすると常識的な考え方、なのかもしれませんが、

そもそも安くて、いいもの
を作るのには無理があります。

が、価値観がちがうので

「オイオイ、この商品どーなってんだ!」

と、すーぐに文句をブーブー言ったりしてきます。

価値よりも価格にコミットしているんだから
クオリティにいちゃもんつけるなんて
矛盾してますよねぇ。

文句いうなら、お金払って納得のいく商品
を買えばいいのに。

いい実例があるので、
ぼくのたこ焼き屋時代のお話をしましょう。

たこ焼きを買ったことがあるなら
お分かりかと思いますが、

お店やさんに行くと、すでに何個かは
たこ焼きが焼けた状態になってますよね。

「おっちゃん、たこ焼き8個ちょうだい!」

と言えば、

「あいよー!味付けはソース、醤油、塩、ポン酢
何にする?マヨネースは、青海苔、かつおは?」

などと言って、ほとんど待つことなく
アツアツのたこ焼きを買うことができますよね。

ですが、じつは売る側はもの
すごく苦労しているんですよ。

どうしてかというと、

焼けてから20分ほどすると
たこ焼きの表面がカリカリになってくるから。

忙しい時間帯は、じゃんじゃん焼いて、
どんどんと売れるので、常に焼きたての
たこ焼きを提供できますが、

売れない時間帯はかなり困ります。

真夏のお昼ご飯を過ぎた後の時間帯とか
雨の日なんかは最悪です。

1時間以上だれも買いに
来てくれない、なんてことはザラ。

コンロの火を超ちいさく調整して
コロコロとたこ焼きを転がしたとしても、
どーしても、かたいたこ焼きができてしまうのです。

で、自分で言うのもなんですが
ぼくは根がいいひとなので、

かたいたこ焼きは、オマケ用にしたり
増えすぎた時は、すごく損しますが廃棄していました。

が、ある時ひらめいたのです。

ほらんと売ったろか?と
(関西弁で、ほらんと=捨てないで、の意味です)

で、正規の価格は8個300円ですが、

かたくなったたこ焼きに「カリカリくん」
というネーミングをつけて8個100円で売ってみました。

すると、飛ぶように売れたんです。

まぁ激安だからね。

原価が140円なので、原価割れしていましたが
捨てることを考えたらえらい違いですよね。

ですが、

通称カリカリくんハンターと呼ばれる
カリカリくん目当ての客が
あらわれ始めたのです。

店の様子を横目でチラチラと伺いながら
微妙な距離感をたもってうろちょろします。

で、カリカリくんの8個100円!
という値札があるときだけ買いに来るのです。

スーパーのお惣菜の半額のシールが
貼られるのを待つ、ビンボー症の人と同じ類です。

そして、ずうずうしいことに
カリカリくんだけを全部買い占めて行くのです。

で、さらに悪行はエスカレートします。

・カリカリくん、いつも冷たいから
焼きたてを作ってくれ
(ハンター対策として、わざと冷めるまで出しませんでした。)

・普通のたこ焼きいらんから、カリカリくん
焼いてくれへんか?

・カリカリくん全部買ったるから
もっとおまけしてくれへんか?

と。

「ハァ?何いっとんじゃこのクソビンボー人がー!
2度と来るなアホ・ボケ・カス〜。」

とシッシと追い払って
塩でもまいてやりたい気持ちでしたが
ジェントルマンな対応をしてましたよ。

このように、価格で判断するお客さんは
かなり質が悪いことをご理解いただけた
のではないでしょうか?

あなたのビジネスの対象とするお客さんは
どちらのタイプですか?

もし、価格で判断するお客さんを
相手にしてるのであれば、

今すぐに方向転換することを
強くおすすめしいたします。

じゃなかったら、しんどいだけだし
潰れる確率が100%にちかいからです。

やっぱ、理想的なお客さんとだけ
つきあうビジネスが最高だわ。

ではまた。^^

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