こんばんは、澤井です。
本日は、教えその15です。
【教えその15】
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決断を恐れて保留にして未来に送ってはならない
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昨日のつづきからはじめますね。
数年まえから
「こんな場所でお店ができたらいいなぁ」
と、憧れていた場所が空きテナント
になっているのを偶然、発見した。
で、1円の貯金もないくせに
すでにお店をオープンさせて
大行列ができている。
というシーンを思い描きながら
不動産屋さんに駆け込んだ。
というところまでお話ししました。
読んでない方はこちらをどーぞ
↓ ↓ ↓
「何年も前から、この場所いいな!
と思ってたんです。
で、さっき見たら空きテナントに
なってるじゃないですか。
ぼくは、どーしてもここで
たこ焼き屋をやりたいんです!」
初めてあった85歳の不動産屋さんの
おじいちゃんに、とにかく想いをぶつけました。
で、頭の中では保証金である
250万円ものお金をどーすりゃ用意できるんだ?
みたいなことをずっと考えてました。
そして、いい場所なので
「他にも問い合わせがありましたか?」
と質問したんです。
すると、一件あった、とのこと。
何やらすでに他で飲食店を経営している
女性社長から問い合わせがあったらしい。
えぇーマジか!
こりゃまずいぞ俺には金がない。
相手は女性敏腕社長だ。
おそらく、札束もって
じいさんの前に現れるに違いない。
どーする、どーする、どーするぅ〜〜〜。
若い頃、あっち系の人に監禁されて
全身に絵が書かれたスキンヘッドの
ボスがいる事務所に連行され、
このままでは確実に殺られるので、
なんとかしてこの場から逃げなきゃ!
というピンチに陥った時、以上に
脳みそをフル回転させました。
で、でてきた言葉が
「1週間、いや3日だけ
ぼくに時間をください。
それまでは、女性社長からの
問い合わせを保留にして
もらえませんか?」
なんともまー、図々しくも
このようなお願いをしたのです。
おじいさんは面食らってましたが
まぁ、兄さんがそこまで言うなら
3日だけ待ってやろう。
と了承してくれたのでした。
深々と頭を下げ
不動産屋を出たあと
キーコ、キーコとママチャリをこぎ、
ひとり作戦会議をしながら
家路に着いたのでした。
で、嫁ちゃんにことの始終を
話しました。
いつも、そうなんですが
ぼくは自分がやるぞ!
と、一旦決めたことは、
誰がどう反対しようと決行する
タイプなのです。
どのような助言もすべて無視して
ガンガン自分の欲望に従います。
もーねぇ、ブレーキの壊れた
暴走列車になるのです。
だから、嫁ちゃんには相談というか
もう店をやる前提で話をしました。
で、次の日は朝から
近所の駅前にある銀行に行きました。
もちろん、お金を借りるためです。
しかし、たこ焼き屋は10年以上やってますが、
露天商なので信用がまったくのゼロ。
だから銀行を3件まわったのですが、
すべて門前払いを食らいました。
「ちょっと銀行さんよー、あなた達は
一般人から預かったお金を又貸しして
お金を稼ぐ、という阿漕な商売やってるんでしょ。
そんな、意地悪いこと言わずに
俺にも貸してくれよ。このケチ!」
と、かなりムカついた気持ちになりました。
が、なんとかお金を作りたい、
どーすればいいんだ。と頭をひねりました。
すると、ある案がうかんだのです。
「そうか!先ほど行ったような
デカい銀行だから門前払いを
食らったのかもしれない。
だから今度は試しに、あまり
儲かってなさそうな小さな
銀行に行ってみよう」
そう考えて、車で20分ほどかかる
不便な場所にある銀行に行ったんです。
3件も断られたので、もーヤケクソ状態です。
が、担当してくれたおじさんが
めちゃくちゃ親身になって
話を聞いてくれたんです。
そして、衝撃の事実を知りました。
お金を借りるには、青色申告を2年しなければ
土俵に立つこともできない。
と聞かされたのです。
ガーーーン!万事休すか。。。
さすがに2年後は長いよなぁ。
けど、絶対に諦めたくない。
どーしてもあの場所でお店をやりたいんだ。
なんかねぇ、ピンチになればなるほど
燃えてきたんですわ。
空きテナントを見つけて、まだ24時間くらいしか
たってないのに闘志メラメラでした。
とりあえず、
お金を借りるための条件はわかった。
けど、現実的に今すぐに
準備することはできない。
で、またまたある案が思い浮かんだのです。
そして、菓子折りとお茶、という賄賂を準備して
不動産屋に足を運んだのです。
「昨日は、話を聞いてくださって
ありがとうございます。
で、一晩考えたんですが
やはり、どーしてもここで
お店やりたいんです。
けど、今すぐにお金は準備できません。
ですが、1ヶ月分の家賃くらいなら
払えます。
だから、1ヶ月だけキープさせて
もらえませんか?」
という交渉をしたのです。
まとまったお金を準備できるあて、
なんてありませんでした。
そして、1ヶ月引き伸ばしたから
といって、お金が準備できる名案。
なんてものもありませんでした。
出口のない真っ暗なトンネルの中でした。
が、とにかくキープして
作戦を考えよう。
そう決意してお願いしたのです。
すると、おじいさんは
首を縦にふってくれました。
「よしっ!心の中でガッツポーズです」
なーんの当てもないのにね。笑
で、下心が見え見えだった、
かも知れませんが
次の日、また次の日、そのまた次の日も
毎日まいにちおじいさんに会いに行ったのです。
名案なんて思い浮かんでなく
ただ、露店でたこ焼きを一生懸命に売る。
露天商時代の実際の写真です。
で、ちょっとでもお金を貯めること。
くらいしか、思いつきませんでしたが
いま必死でできること、を考えて行動しました。
ですが、無情にも時は過ぎてゆきました。
そう、1ヶ月分の空家賃を払いましたが、
終わりの期日が迫ってきたんです。
けど、トンネルの出口は見えないまま。
真っ暗けの中だったけど、
しゃがみ込まずに、手探りで壁をつたって
とにかく出口を探す。
そのような状態でした。
【教えその15】
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決断を恐れて保留にして未来に送ってはならない
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断固たる決断、というんですかね。
とにかくもー
諦めること、なんてことは微塵も考えてなかった。
「とにかく、できることやったるわ!」
ということしか考えていませんでした。
つづく。
本日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
ではまた。^^
【教えその16】はこちら→貯金ゼロから商売をはじめる方法
昨日までのおさらいは以下をご覧ください。
【教えその1】
自分の本心を裏切ってはならない
【教えその2】
大切なものを大切でないものの犠牲にしてはならない
【教えその3】
自分の意思が自由だということを忘れてはいけない
【教えその4】
人生は自分が選択した出来事の積み重ねだと自覚せねばならない
【教えその5】
道を選ぶ時その場の欲求には任せず価値観に従わなければならない
【教えその6】
自分との会話をないがしろにしてはならない
【教えその7】
今日の計画が終わる前に今日を始めてはならない
【教えその8】
限りある時間を何に充てたか毎日振り返らなければならない
【教えその9】
大切なことに使う予定を誘惑と入れ替えてはならない
【教えその10】
正解を探すことで無駄に立ち止まってはいけない
【教えその11】
できない理由を言って自分の怠慢を正当化してはいけない
【教えその12】
これは本当にすげきなのか?問うてから始めなければならない
【教えその13】
時間がないという言葉で言い逃れをすることに慣れてはいけない
【教えその14】
ただ悩んでいることのために命を使ってはならない
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[…] 第2話→賄賂をわたして買収した実話 […]